ストックフォト

ストックフォトに向いている写真とは

ストックフォトの登録に向いている写真って、
どんな写真なんでしょうか。

今回は、そんなことをぼくの経験で書いていきますね。

まず、写真の内容ですが、
なんでも売れます笑。

maru
maru
登録しておいていうのも変ですが、え?これが売れるの?、と驚くこともたまにあります。

ストックフォトではサイトに写真を登録するときにサービス側の審査があり、
クリアした写真がサイトに掲載されます。
サイトによって厳しさは結構異なります。

ぼくの体感では、

PIXTA >> Adobe Stock > Shutter Stock > amana images PLUS >> iStock

のように感じています(PIXTAが一番審査が緩い)。
※amana images PLUS と iStockはまだ登録数が少ないのですが、
200点ほどさまざまな写真を提出してみての体感値です。
あとの3サイトはこれまで3500点ほど提出しています。

おーびーけー
おーびーけー
どこかの社でダメだったのに、他の社なら通ることもよくあるよね

審査の通りやすさもあり、
もしこれからストックフォトを始めようとしている人にはPIXTAをお勧めします。

さて、カメラマンや写真愛好家のみなさんに
再確認しておいてもらいたいのは、

ストックフォトの審査は、芸術作品としての良し悪しが見られるわけではありません。
何かがきちんと写っている写真であれば、全て審査対象だと考えて大丈夫でしょう。
芸術作品の販路として考えているのなら、
もう少しビジネスライクになったほうが良いかもしれません。

そのうえで、以下に書くような写真は審査を通過しにくいです。

・カメラブレ、被写体ブレが見られる

・ピンボケしている

・露出が過多もしくは過少である

・高感度撮影などで、ノイズが目立つ

・センサーにダストが写っている

・被写体に撮影意図と思えない汚れがついている

少しボケていたり、ブレがある写真で雰囲気のある写真はありますが、
ストック写真ではそういった不確定な要素はあまり好まれないようです。

不採用の場合には、サイトによっては、ざっくりとした理由が書いてあります。

作為として少し明るめにしていた写真が「露出の問題でNG」、
メインの被写体を画面の中央から外した写真が「ピントの問題でNG」、
細かい模様の入った写真が「ノイズの問題でNG」、
そんなのは何度もありました。

pcpc
pcpc
シビアだなあと感じること、納得のいかないこともあるよね

また、技術的な問題ではありませんが、
以下のような写真も審査で落ちやすいです。

・企業のロゴが写っている

・不用意に文字が写っている

・特定の人物が写っている(モデルリリースがあれば問題なし)

・(特に屋内で)場所の特定ができる(プロパティリリースがあれば問題なし)

例えば、渋谷のスクランブル交差点を撮影した写真を提出したことがあります。
場所がら、いろいろな看板や文字がごちゃごちゃと画面に入ってきます。

Adobe Stock、Shutter Stock、PIXTAの3社に提出しましたが、
全社ダメでした。

写真によっては、
企業の特定ができる看板や固有名詞の文字が入らないような構図で撮ったり、
あるいは撮影後にPhotoshopなどで消したりすることもできますが、
渋谷スクランブル交差点では情報量が多すぎて、どちらも難しいようです。

ただ、その後、同じ写真をiStockに試しに提出してみたところ、
なんと登録されました。

maru
maru
自分で不採用の理由が分かっていれば、あんまり深く考えないほうがいいかもですね。

そしてもうひとつ大事なところ。

ストックフォトで購入される写真は、
芸術作品として購入される写真と同じ価値観ではありません。

作品として購入される写真は、
購入者の動機が、「とてもきれい」「被写体が好きだ」「雰囲気が良い」
というように、
その人の個人的な価値観を満たしてくれる写真です。

一方、ストックフォトでは、
ホームページや紙媒体での宣伝に使うために利用しやすい、
そんなニーズを満たしている写真が売れやすいです。

もちろん全てがあてはまる訳ではありませんが、
わかりやすい対比にすると、

作品=個人的な満足度=価値観は共有できなくても良い

ストックフォト=誰かに何かを伝えるための視覚的な補助=価値観の共有が必要

ぼくはこのように考えています。

ストックフォトで求められる写真は、
購入者が「誰かに何かを伝えるために」必要な写真なんです。

それは、会社の業務内容の紹介であったり、
商品の販売促進であったり、
イベントの集客かもしれません。

そういった場面で使われる写真の理想形は、

写真の意味や意図が明快、かつ視覚的に惹きつける写真

ということになると思います。

前半の、
意味や意図が明快 は、使いやすい写真 と言い換えることができ、

後者の、
視覚的に惹きつける写真 は、使いたくなる写真 ともいえるでしょう。

具体的に、

花の写真を撮ったとします。

それが、
花なのか花畑なのか、
満開なのか、散りかけなのか、
どんな季節なのか、どんな色なのか、
撮り方次第ではあいまいになってしまいます。

こういうところは写真の内容の、基本的な意味や意図に関わるので、
どういう様子なのか明確に撮るほうが良いです。

同じシーンでも、
レンズワークや絞りのコントロール、撮る角度などによって、
仕上げのクオリティを大きく向上させることができます。

使いやすい写真、を意識していれば、
自然と技術もついてくると思います。

主役の意味とは関係のない、
主役がぼやけてしまう、雑音のような要素は画面から外すと良いです。

そのうえでさらに、
見たときにハッとするような、
目を引くような写真になれば最高です。
これが、使いたくなる写真、です。

使いやすい写真、は経験や技術で向上していきます。

難しいのは、使いたくなる写真、のほうです。
なかなか簡単にはいかないと思います。
細かい要素の積み重ねです。

・光の選びかた
・瞬間の選びかた
・構図の取りかた
・主役の活かしかた
・露出や色の設定

オリジナリティ的な要素も求められます。

ただし、マニアックな魅力ではなく、
あくまで多くの人に共感してもらえるような・・・。

難しいですね。

本当に難しいです。

ざっくりとした言葉で書いてしまいますが、

「クリアできれいな写真」

が好まれていると思います。

さきほど、
ストックフォトの価値は芸術作品としての価値とは違うと書きましたが、
芸術作品ではなくとも、
芸術的要素はほしいところです(よくばり?)。

テーブルの上のコップを撮った写真が3つ並んでいるときに、
どの写真も使用用途としての条件を満たしている場合、
最終的には目を惹く写真が選ばれます。

目を惹く写真はどんなものなのか、
これはこれで壮大なテーマですので、
また別の機会に書いてみたいと思います。